都市の魅力や地域の経済価値を高めるために[宮本 倫明 氏]

インタビューARCHIVE
本記事は2015年11月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.1で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

弟子入り

イベント業との出会いは、堺屋太一さん(イベント学会会長)と一緒に各種イベントをプロデュースしていた北本正孟さん ( カントリー代表取締役)に弟子入りしたのが、はじまりです。

私は1984年にリクルートに入社したのですが、そこで北本さんを紹介していただき、翌年には走り回っていました。北本さんも堺屋さんもとても面白い考え方をお持ちですから、昔から親方の下で技術を得る職人世界に憧れていた自分には、ぴったりの環境でした。

メディアマーケットの設立

1992年に「セビリア万博」と「ジャパンエキスポ富山」という大きな仕事を終えたことから、個人的な活躍の場を求めて、メディアマーケットを設立しました。当時はインターネット黎明期でもあり、それを見据え設立したのです。ところが実際にやってみると、いただく仕事の話は民間のプロモーションや広告企画、業態開発といったイベント関連のものに集中し、結果的にイベント業を続けるうちに、その面白さにのめり込み続けているという状況です。

プロデュースへのこだわり

相手の置かれた状況をよく聞いていると、自然と最善の策を思いつきます。そこから構想を練るのですが、一度作ったシナリオには充分にこだわる方だと思います。イベントを作るときは、終わった後に「何も残らなかった」ということがないように、行動や意識の変容を狙って設計します。このことによって成功、不成功が決まってくるのです。しかしイベントは一人で作るものではないので、コンセンサスを高いところに持っていくのにいつも苦労しています。

ギネス記録は通過点

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