期待を超えた先の“感動”を産み出す演出を求めて[齋木 透匡 氏]

インタビューARCHIVE
本記事は2015年11月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.1で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

未知との遭遇

就職活動でムラヤマと出会うまで、イベント業という存在をまったく知りませんでした。ですから親しい同郷の友人に誘われてムラヤマの仕事を知ったときは、「面白そうな会社だぞ」と感じ、入社試験に臨みました。面接時も同郷の新潟出身の役員がいて、いろいろと話していたら気に入られたみたいで、友人と何度か足を運んでいるうちに採用が決まった。これが私とイベント業との出会いです。

美術の世界と無縁の生活を送ってきた学生時代でしたから、入社後はイベント業という未知の世界に驚きました。はじめての仕事は、当時イベントの代名詞でもあった日本武道館で、歌謡ショウやコンサート、式典までを一通り経験し、設営や撤去現場で汗を流しました。ものすごく忙しく、充実した20代でした。いつしか中堅として成長し、難しい業務と裏腹に、やりがいのある、大きな仕事に携わっている自分に気がつくと、エンターテインメントの最先端の世界にますます惹き込まれ、その結果、今の自分があるのだろうと思います。

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