国内最大級のeスポーツ大会「RAGE」。そのド派手な演出により盛り上がりを見せるステージは観客を魅了し、その賞金額の大きさからも国内のeスポーツプレイヤーにとっては見逃すことのできないビッグチャンスと言える。eスポーツにおいて、このような大規模な大会が開催されるとは一昔前では想像もつかなかったことだ。今回、CyberZでesports事業部RAGEプロデューサーを務める大友真吾氏に、その成長の軌跡を語っていただいた。
OPENREC.tvの目玉コンテンツとしてeスポーツを
CyberZは2009年にサイバーエージェントの子会社として設立。国内におけるスマートフォン広告のマーケティング事業を基軸に、スマートフォン広告ソリューションツール「F.O.X」を活用したアドテクノロジー事業などを展開。2016年にはゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」の運営を開始した。
今日においては月間約200万人のアクティブユーザーを持ち日本一のゲーム配信プラットフォームとしてその名を馳せるOPENREC.tv。その目玉コンテンツとして、CyberZならではのeスポーツブランドを作るために2015年に生み出されたのがRAGEであり、2018年3月に開催された「RAGE 2018 Spring」では全イベントの会場来場者数が2万人、ネット視聴数が700万を超えるなど名実ともに国内最大級のeスポーツ大会へと成長した。
日本一のeスポーツブランドにするために
「当時はまだeスポーツの黎明期であったこともあり、日本ならではのeスポーツカルチャーを作り上げる自信がありました」と大友氏は言う。例えば今、eコマース事業に着手しようとしても米アマゾンなど大手に勝つのは困難を極めると言える。しかし、それが20年前であったらどうだろう。日本におけるeスポーツはまさにその典型的なパターンであり、RAGEは立ち上げのVol.1から大きな反響を生んだのだった。