香港における展示会の開催状況[香港貿易発展局・ 村瀬 絵美]

寄稿
本記事は2021年8月31日発行の季刊誌『EventBiz』vol.24で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

パンデミックにより展示会は新たなスタイルを模索

世界で最も自由な経済として名を馳せる香港は、世界各国・地域を繋ぐ役割、また世界経済における重要な金融センターとしての位置づけ、中国本土への玄関口機能、そしてデザイン、イノベーションのハブなど、さまざまな形で注目されています。香港はトップクラスの展示会や国際会議が数多くに開催されており、最新の市場動向を掴む商談の場として活用されるなど、新たなビジネスチャンスを効果的に獲得できる場所です。

昨年来の新型コロナウィルス感染拡大に伴い、リアルの展示会は延期や中止を余儀なくされました。渡航制限や感染懸念を鑑み、香港貿易発展局(HKTDC)では展示会の「新しいカタチ」を模索、バーチャル3D ブースとスマート AI 対応のビジネスマッチング・システムを備えたオンライン展示会への移行を図りました。現在は、感染状況は落ち着きをみせているため、オンラインにオフラインを組み合わせたハイブリッド形式の展示会や、限定的にリアル参加を取り入れたバーチャル国際会議の開催へと踏み切っています。

3月にオンライン開催された「香港フィルマート」は、670社・団体の出展者と7,000名の来場者が参加、日本からは73の映画製作配給会社、全国各地のテレビ局、フィルムコミッションが出展し、総務省主導のもと、日本初のコンテンツ販売及びロケ誘致の活動を展開しました。