イベントが紡ぐハラールの未来

コラムARCHIVE
本記事は2016年5月31日発行の季刊誌『EventBiz』vol.3で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

ハラールとは

ハラールのアラビア語表記は認証マークにもよく使われている

ハラールとはイスラムの教えで「合法」であり、健康的で安全なものを指す。食におけるハラールで禁じられているもの(ハラーム)は死肉、流れる血、豚肉、アッラーの名において供えられていないものである。また、不浄なもの(ナジス)としてアルコールやアルコールを含むものも禁じられている。イスラム教徒にとってハラールに従うことは喜びであり、当然のことである。

注目される背景

ハラールが注目されるのはイスラム教徒の人口が多く、新たなマーケットとして期待されているからだ。(一社)ハラル・ジャパン協会の佐久間氏によると、現在約19億人存在するイスラム教徒は2030年には22億人に達すると予想されるという。これは世界人口の約1/4に該当し、実現すればキリスト教徒に代わりイスラム教徒が世界で最も多くの割合を占めることになる。また、平均年齢も24歳と若く、所得も経済成長にともない増加し続けている。

日本でも最近はハラールに対応したレストランが増え、なかには礼拝所を設置しているところもあり、注目を集めている。また2015年1月時点で、国内ハラール認証機関の認証を取得した日本の食品業者は80件にのぼり(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ)、2014年には「JAPAN HALAL EXPO」「ハラールマーケットフェア」といった新しい展示会ができるなど、幅広いビジネスが展開されてきている。

イベントに続々と参入