“あのラボ”流クリエイティブ、その仕組みと仕掛け[anno lab・藤岡 定 氏]

インタビュー
本記事は2021年8月31日発行の季刊誌『EventBiz』vol.24で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

『EventBiz』vol.24|特集① イベントはテクノロジーで“こう”変わる
いかに驚きや感動を与え、体験価値を向上させるか。イベント主催者の使命達成を支える立場として、技術者たちは日々イベントテクノロジーの開拓に奮励する。特集ではテクノロジーの使い手と作り手にフォーカス。テクノロジーを使ったユニークな発想や体験のほか、それらを実現させた数々の技術を紹介する。

2020年にオープンした「不均質な自然と人の美術館」とそこで用いられた「ウォータードロップ・プロジェクションマッピング」演出について、anno lab(あのラボ)代表取締役の藤岡定氏に話を聞いた。

演出の仕組みと制作プロセスをオープンに

藤岡 定 氏
anno lab 代表取締役

僕たちが体験型のアート作品を披露するときは、完成したコンテンツだけを見せるのではなく、それがどのような仕組みで動いているのか、どうやって作られたのかまでを含めて紹介します。メカニズムやプロセスを可視化することに価値があると考えているからです。

制作時に使ったツールやメイキングビデオを見ると「なるほど!こうなっていたのか」という納得感が得られます。それは科学の面白さにも通ずるもので、クリエイターのつくる楽しさを伝えることが、僕たちの仕事により興味を持ってもらうことにつながります。あのラボが活動する上でコアになっている部分です。

噛み合う技術と発想

昨年「不均質な自然と人の美術館」(大分・豊後高田市)という美術館をオープンしました。その中のアート作品「海の部屋」内で「ウォータードロップ・プロジェクションマッピング」という演出が楽しめます。