多摩地区の新たな産業交流拠点がイノベーションを生み出す[東京たま未来メッセ]

インタビュー
本記事は2021年11月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.25で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

『EventBiz』vol.25|特集① 最新のイベント・MICE会場を知ろう!
大型イベント・展示会・MICE・コンサートの開催に欠かせない会場。イベントが開催されるたびに多くの人々が集い、交流する場となる。地域を流動させることから、施設は大きな経済効果を生む起点として、世界中の国々で次々に誕生している。特集では、国内外の施設にフォーカスし「コロナ後の展望を拡げたい、新戦略を見つけたい」という将来に向けた声が聞こえ始めた今、新たな催事をプランニングするために必要不可欠な“場”の最新情報をお届けする。

東京都は2022年に東京都立多摩産業交流センター(東京たま未来メッセ)をオープンすべく、現在準備を進めている。そこで東京たま未来メッセの石井正樹センター長に、現在の進捗や今後の展望をうかがった。

多摩地区最大 2400㎡の展示室 大規模展示会など新たな可能性

─東京たま未来メッセの整備について、現在の状況を教えてください

本施設は東京都が所有する施設であり、多摩地区最大級の産業交流拠点として広域的な産業交流の中核を担います。先日、オープン日が2022年10月14日となることが発表されました。現在はオープンに向けて工事を進めている段階で、来春頃の竣工を見込んでいます。今年10月14日には施設の愛称が「東京たま未来メッセ」に決定し、公式ホームページを開設しました。11月1日から利用申込受付を開始するなど、準備は順調に進んでいます。

─東京たま未来メッセはどのような施設でしょうか

約2400㎡の展示室と、全7室の会議室を備える施設です。展示室は4分割利用が可能で、面積はそれぞれ約600㎡となっています。天井高は約10mで開放感があり、耐荷重は約4tで車両や工作機械といった大型展示にも対応可能です。2階の産業サロンから、展示室を俯瞰することができます。会議室は3階に位置しており、第1・第2会議室が約199㎡と最も大きく2分割利用も可能です。最小は約51㎡の第6会議室で、用途によって使い分けることができます。

本施設はJR八王子駅と京王八王子駅の中間に位置しており、どちらからも徒歩5分以内ということで、アクセス性に優れた施設と言えるでしょう。

企業や研究機関との出会いを生み学術的 MICE の誘致を促進する

─今後どのようなイベントが開催されますか

本施設は産業振興を目的としています。このため、本施設は産業交流の拠点となり、企業や研究機関などのマッチングを創出する役割を担っていますので、特にそうした産業振興に繋がる展示会やマッチングイベントを主眼としています。他にも、多摩地域には大学が多いこともあり、学術会議や市民公開講座などを積極的に誘致し、開催できればと思います。大学の入学式や卒業式などにもご活用いただけるのではないでしょうか。