新たなスポーツを生み出す試み ~テクノスポーツ「HADO」に懸ける想い~[meleap・福田 浩士 氏]

インタビューARCHIVE

本記事は2017年2月28日発行の季刊誌『EventBiz』vol.6で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

AR やセンサーなどの最新テクノロジーを駆使し、新たなスポーツをつくるという独自のアプローチでスポーツビジネス市場を切り開く meleap。エナジーボールやバリアを発動させながらプレイするようすは観客を楽しませ、観るスポーツとしても完成度の高い「HADO(ハドー)」は昨年、ネット配信を通じて3万人が観戦する国際大会を開催し話題を集めた。「次回の国際大会では観戦者を2桁増やす」と意気込む福田氏に“つくるスポーツ”の裏側と“育てるスポーツ”の戦略を聞いた。

テクノスポーツ HADO とは

- HADO について教えてください

AR 技術とウェアラブル端末を用いた新しいスポーツです。僕らは「テクノスポーツ」と呼んでいます。対人戦では3対3のプレイが可能で、フィールド内を自由に動き回りながら、エナジーボールとバリアを駆使して、相手プレイヤーのライフを削り勝利を目指すといったものです。

リアルの場に敵が現れて、かめはめ波が撃てたら面白いなというところから、テクノスポーツ「HADO」はスタートしました。なので e スポーツとは発想の起点が異なり、あくまでもリアルの場で体験することをベースに考えています。

AR・VR 市場の今

-リアルの場でバーチャル体験できるというのは最近のテーマのようですね。AR や VR 市場の動向はどう捉えていますか

AR・VR 市場の現状は、年々コンテンツの消費スピードが早くなっていると感じています。今の消費者の心理では、ひとつの VR ゲームをやりこむ人はあまりいません。いろいろな種類を体験したがっている。それに合わせ、提供側も「リピートしなくても良いから、1回目に“やりたい”と思えるものが作れるかどうか」を重視しており、いかにいろいろなパターンを生み出せるかが今の市場で求められています。

ただ、このままでは消費者は満足しないことは明白で、多くのコンテンツが激しく入れ替わる中でも、やり続けるもの、深くハマり続けるものが生まれてくるはずです。そのための一つの切り口が「競技化」だと僕は考えています。