【イベント空間デザイン】のおしごと 一日の流れ、やりがい、大変なことは?

イベント職業図鑑

今回は、展示会ブースのほか、テレビの美術セット、イベント会場・ショールームなどの空間デザイン・装飾を手掛ける企業の営業部の方(入社3年目・男性)に話を聞きました。

仕事内容

代理店さんからの依頼で、展示会や企業の個展などのイベントや催事関連の施工依頼が来たら打ち合わせを行い、ブースなどの施工の日程、時間、メーカーさんの希望などをヒアリングして、自分たちからもできる提案をし、かたちにしていきます。打ち合わせ時に出た提案や疑問などは制作部と連携をとり、調整・解決していきます。クライアントと制作部の意向が違うときは、お互いが納得する点を見つけないといけません。私の仕事は新規開拓というよりも既存のクライアントが中心です。担当しているクライアントの種類にもよりますが、常に複数の案件を同時進行しているので繁忙期や閑散期のような波はなく、常に案件をかかえている状態です。イベントによっては、出張することもあります。

 


仕事の好きな点ややりがい

展示会が好きですね。自分一人ではできない、みんなで一丸となって取り組む仕事だと思います。先輩に相談したりみんなで協力して、いい結果が得られたときには「やったぞ」という気持ちになります。特に展示会場は周りに比較対象となるブースが多いのでクライアントに「作業も早いし、キレイに出来ているね」などと評価してもらえると、モチベーションがあがります。また展示会場は同業他社の方もたくさんいて、その仕事ぶりは会社や個人によって多種多様なので見ていて楽しいです。

仕事の大変な点

仕事が詰まっているときは、休みが取れないなど大変なときもあります。失敗ももちろんありますが…失敗のエピソードはちょっと言えないですね(笑)。
でも失敗やミスはたいてい自分の不注意からなので、次回は同じことを起こさないように、作業を進めるようにしています。

仕事に欠かせないモノ

先方とのやりとりが欠かせない仕事なので、パソコン・携帯は必須です。あとはアナログ手帳とノートですね。ノートは電話で話したちょっとしたことなど、走り書きをメモしておいて、後で整理して自分の仕事の確認ができるようにしています。

体験してみたいほかのイベントの仕事

通常クライアントの希望を反映したブースを作っているので、一度今の会社で出展する立場に立ち、自社ブースを制作したいです。会社の持っている技術を全面に出せるので制作部がきっと凄いブースを作ってくれるのではと思います。

本記事は季刊誌『EventBiz』定期コーナー「My MICE Day」の内容をWEB記事用に再構成したものです。内容は取材当時のものです。
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