[自創空間]セレスポ・稲葉 利彦 氏

インタビューARCHIVE
本記事は2019年8月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.16で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

慶應義塾でテニスに励んだ青春時代

稲葉 利彦 氏
セレスポ 代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒と言うと、いかにも勉強ができそうな感じですが、実は小・中学校時代の成績は後ろから数えたほうが早く、とても期待できるものではありませんでした。周りを見ても大学受験は大変そうなので「高校受験で勝負に出よう」と思い至り、中学2年の春から予備校に通い始め、ひたすら大学の付属高校の試験問題を解き続けました。要するに、試験に合格すればよいのだろうという逆算の思考? で2年間、受験問題を解き続けた結果、早慶ともに付属の高校に合格して、今日へと続く軌道に乗れたようです。

高校からはテニス部に入り、インターハイに出場したり、大学では部をまとめるマネージャーも務めたりと、貴重な青春時代を過ごせたのではないかと思っています。百貨店を就職先に選んだのは、飽きやすい性格なので、飽きたら他のフロアに行けるだろうという考えからでした。今の自分が採用担当なら、一番に落としていると思います。百貨店の中では伊勢丹におしゃれさを感じて、就職活動をした結果、入社が叶いました。この伊勢丹時代に社会人の基本である読み、書き、考え、話し、プレゼンする技術を叩きこまれ、その後のキャリア形成にもつながったので、結果的には良い選択をしたと感じています。

中国・天津伊勢丹で組織の動かし方を学ぶ

伊勢丹での若手時代は、海外に足を運んでビジネスを行うバイヤーの仕事に憧れていました。良いバイヤーの条件としては、英語が話せることが必須です。とはいえ、大学卒業時点では英検2級も持っていなかったものですから、ほとんどゼロから英語の勉強をしなくてはなりませんでした。百貨店勤務は帰宅が夜遅くなることが多いため、もっぱら勉強時間は深夜で、眠い目をこすりながら参考書とにらめっこしたのを覚えています。なんとか英検1級・TOEIC975点を取ることもでき、活動のフィールドが世界へと広がりました。