『EventBiz』vol.28|特集① 大阪・関西万博に備えよ!
大阪・関西万博の開催まで残すところ1,000日を切った。東京五輪に続く日本経済発展の起爆剤として期待されている大阪・関西万博だが、その準備は既に本格化し企業は2025年を視野にさまざまな取組みを開始している。本特集では大阪・関西万博に向けた国や企業の最新動向を追った。
コロナ禍でリアルイベントが多大な影響を受けた中でも先駆的に活動し、新たなビジネス分野を開拓してきたジールアソシエイツ。その情熱は現在「大阪・関西万博」に向けられ、これからの動向に関心が高まる。今後の展望を永門優作氏に聞いた。
[Contents]
未来のイベントに向けて
2022年はリアルイベントが復活しつつあるが、イベントは新たな局面を迎えようとしている。コロナ禍でイベントのデジタル領域を開拓し、事業を拡大したジールアソシエイツの永門氏は「今、改めて思うのは、イベントに新しい価値が求められているということ。今後はリアルで生まれたコミュニケーションをどのようにデジタルで可視化するかを考えることがわれわれのミッションになるだろう。例えば、これまでは定量的な評価が難しかったイベントの熱量を分析可能なデータとして扱えるようになる。それはつまり、顧客ニーズにより真摯に向き合うことであり、従来以上の貢献につながる」と話す。
ジールアソシエイツが提供するオンラインイベントプラットフォーム「zone.-unbelievable-( ゾーンアンビリーバブル)」も未来のイベントのニーズに合わせた開発を進めているが、同時に zone. 事業部は「EXPO2025準備室」としても活動している。「大阪・関西万博」は、万博開催前から、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームを立ち上げることをコンセプトに掲げており、EXPO2025準備室はフィジカルとデジタル両方の知見を持ちながら営業活動を有利に進めていきたい狙いがある。
そのほか、制作分野を担うOSAKA BASE の強化や関西エリアの更なるパートナー開拓、関連国家資格取得の受験費用の全額補助制度などを通じ、社内の機運を高めている。
Profile
永門 優作 氏
ジールアソシエイツ
取締役 営業推進本部
本部長