社員の声、社員への思いをオフィスに[純光社]

インタビュー
本記事は2022年11月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.29で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

『EventBiz』vol.29|特集 イベント業界で働く 2023
イベントのV字回復が期待される中、多くの企業の頭を悩ませているのが人手不足の問題です。働き方や働き手の考え方が大きく変わりはじめた今、優秀な人材をイベント会社・業界に確保するためにとるべきアクションを考えます。

展示会やイベントの電気工事などを手掛ける純光社は、2021年3月にオフィスを建て替え、全面的なリニューアルを行った。新しいオフィスの魅力とともに、社員への思いを蓮沼勝正代表取締役社長に聞いた。

オフィスリニューアルの背景

─オフィスリニューアルの経緯や思いについて教えてください

最大の目的は、社員に快適な環境で仕事をしてもらうためです。以前は職種の違いから、オフィスにいる社員もいれば、空調のない倉庫で作業をせざるを得ない社員もいましたが、全員大切な社員であり、できるだけ平等に快適な場所で業務を進めてほしいと考えていました。

また、リクルートの面からも若い世代や女性にも興味を持ってもらえるよう、女性デザイナーによる柔らかく細部にこだわったデザインや各設備を新オフィスに取り入れました。やはり新しい建物には清潔感があり、整理整頓されていれば第一印象も良くなります。

古いオフィスを壊した途端にコロナ禍となってしまい、会社を経営する身として大きく悩みましたが、今では思い切ってオフィスのリニューアルを行って良かったと思っています。今後、新しい働き手となる女性や若い世代にも働きやすい環境だと思ってもらうためには、柔軟な働き方ができる設備が必要不可欠だと改めて感じているからです。

現在、なんとかコロナ禍を乗り切り、これからの業界の V 字回復に向けて社員たちも一丸となって業務に励んでくれようとしています。その思いに応えられる新しい環境は、会社全体の士気を落とさないという点でも非常に重要な役割を果たしてくれているのではないでしょうか。

キッチン + 休憩スペース
軽食などの調理と提供ができる。社員がこのキッチンスペースを利用し、料理を振舞うこともあるとのこと。コロナ禍で社員同士のコミュニケーションが希薄になってしまっている中、懇親する機会が生まれた。

Profile

蓮沼 勝正 氏|純光社 代表取締役社長

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