なめらかな曲面が新たな表現を可能にする「Ruby Curved LED」[レイ]

インタビュー
本記事は2023年11月30日発行の季刊誌『EventBiz』vol.33で掲載した内容をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

『EventBiz』vol.33|特集② イベントを進化させるヒトとモノ
本企画ではイベント業界における革新的なアイデアやテクノロジーを紹介します。

レイは10月、次世代の LED パネル「Ruby-C(ルビー・シー)シリーズ」(型番:Ruby Curved LED、ROE 社製)を、レンタル商品として新たに導入した。LED パネルそのものが滑らかに湾曲するため、これまで難しかった“完全な曲面”による画面構成が可能となっており、空間演出における表現の幅が大きく広がることとなる。今回は同製品について、ショーテクニカルユニットの担当者に話を聞いた。

目次

LED パネル自体が滑らかに湾曲 よりシームレスな曲面を実現

LED パネルで“カーブ”や“円”を表現する場合、これまでは平面のパネルを、多角形を描くように設置していました。これは遠目から見ると曲面のように見えるのですが、近距離だと正確には曲面でないことがわかってしまいます。また、パネルの側面が見えないように凹面のカーブしか表現できませんでした。

「Ruby Curved LED」は、LED パネルそのものが滑らかに湾曲するので、よりシームレスな(継ぎ目のない)曲面を表現することが可能となりました。パネルの曲げ方も簡単で、裏面のグリップを回すだけで凹凸どちらの向きにも1度単位でカーブの角度を調整できます。もちろん曲げずに平面の LED パネルとして使用することも可能です。

たとえば、展示会やプライベートショーなどでの利用が考えられます。近距離で見ると明らかにこれまでのLED パネルと違うことがわかりますし、ブースの高級感を大きく高めてくれます。また背景としてもディスプレイとしても使用できるので、たとえばブース全体を LED パネルをメインに構成するようなアイデアも実現可能になります。

凹面・凸面を組み合わせてウェーブを描いたり、平面の LED パネルと組み合わせたり、複数のパネルで円柱を構成することもできます。これまでよりデザインの自由度が大きく高まるので、制作者のイマジネーションも掻き立てられるのではないでしょうか。東京ゲームショウ2023や JAPAN MOBILITY SHOW 2023などでの採用実績があります。

2000枚の LED パネルで新しい表現が可能に

凹30°から凸30°まで1度単位で調整できる
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