[イベントプロの自主イベント]丹青社・超文化祭2023

レポート

総合ディスプレイ業を手掛ける丹青社は2023年12月13日(水)から15日(金)までの3日間、本社および港南ラボ マークスリー[Mk_3]で、空間×テクノロジーの研究成果発表イベント「超文化祭2023」を開催した。新しいテクノロジーの可能性を探り、体験できる場である本イベントは、丹青社のCMIセンターの若手社員と外部パートナーが共同で進めるプロジェクトの研究成果を発表するもの。

イベントでは、ARゲームや立体音響を活用した「清掃改獣カワシナン」や、リアルタイム生成を用いたメディアアート作品「さようなら、こんにちは」を含む6つのオリジナルコンテンツが展示された。

ARゲーム×立体音響「清掃改獣カワシナン」

「清掃改獣カワシナン」は、プレイヤーが怪獣になりながら街を清掃するというユニークなコンセプトが特徴的だった。ARと立体音響を使用することで、プレイヤーは怪獣になったかのような感覚を味わいながら、丹青社本社(と思われる建造物)を破壊(清掃)できる。本イベントの来場者であるビジネスパーソンをターゲットにしたストレス発散コンテンツとして設計されており、さらにはノベルティグッズや空間づくりについてもこだわりが感じられた。

リアルタイム生成メディアアート作品「さようなら、こんにちは」

ドアを通過する際の行動がリアルタイムで映像作品に変換される。個々に録画した映像は並べてループ映像に合成され、各参加者の映像が隣り合うことで、新たな表現や変化を生む。

イマーシブコンテンツ×音の届かない世界「YU-MO」

3面ディスプレイを使用し、聴覚障がい者の日常を疑似体験させるイマーシブコンテンツ。聴覚障がい者が感じるようなノイズ音とBGMが流れ、聴覚以外の感覚を使いながら指文字を読み解く体験が可能。企画からイラスト、グラフィック、アニメーション制作まで全て自社で行った。

CMIセンターオリジナルキャラクター

丹青社は、これまで得意としてきた場を生み出す技術やノウハウに、ICTや演出技術などの「時を彩る」テクノロジーやアイデアを組み合わせることで、空間に新たな体験価値を生み出すことを目指す。今回のイベントで展示された作品やそれらを手掛けた担当者からも、その熱意と未来への展望を強く感じ取ることができた。

イベント概要
名称超文化祭2023
主催丹青社(事業内容:総合ディスプレイ業)
日時2023年12月13日(水)~15日(金)
会場丹青社 本社(東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス19F)、
港南ラボ マークスリー[Mk_3](東京都港区港南3-4-27 WAREHOUSE Konan 2F)
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